まだシートベルトをしない馬鹿がいるらしい

2017/07/30

持論・暴論 車の安全

今月の23日、茨城県の常磐自動車道で死亡事故が発生した。走行車線を走るエクストレイルと、追い越し車線を走るハリアーとの車両相互事故である。この事故でハリアーの乗員3名は全員死亡。エクストレイルの乗員も重軽傷を負った。走行車線からはみ出したハリアーがエクストレイルを巻き込んだようで、ぶつけられたエクストレイルの乗員は全く気の毒としか言いようがない。
この事故で呆れてしまうのは、死亡した3名が揃いも揃ってシートベルトを着用していなかった、と言うことである。自動車先進国を自称する国で、まだこんな奴がいるのかと思うと恥ずかしいことこの上ない。

以前にも書いたことだが、改めて重要な点をおさらいしておこう。
・シートベルトの着用は、一般道、自動車専用道路を問わず全席で義務である。(健康上の問題がある場合を除く)
・衝突時、自力で踏ん張ることで耐えられる速度はせいぜい15km/hまでである。
・エアバッグはシートベルトの着用を前提にしたものである。
・車外放出による死者の8~9割がシートベルトの未着用者である。(平成21年度警察庁統計による)

もっとも単なる死にたがりや、粋がったDQNはルールを守らないのだろうが、精々他人の迷惑にならないところでやってもらいたい。バカは死ななければ治らんだろうから。