ゴルフか、さもなくばサーキットか

2017/06/09

社畜論

ゴルフは御存知の通り、英国発祥の紳士のスポーツである。長い歴史を誇る高尚なスポーツであるのは誰もが認めるところだが、本邦においては家庭に居場所のない、凡そ紳士とは程遠いオヤジ共の余興と化している感がある。
こういう連中の主催による接待ゴルフなるものが私は大嫌いである。実にくだらない。やりたければ同好の士だけ集まってやればよいのであって、周囲を巻き込むのは迷惑この上ないことだ。
そもそも娯楽に溢れた21世紀の現代において、芝の上で玉を打ちあげて穴に放り込む行為が万人受けするわけがない、ということにいい加減気付いてもらいたい。"芝の上の玉転がし"……興味のない人間からすれば、この程度の認識なのだ。

もしここで私が部下や後輩に対して
「よし、今週の土曜日は○○サーキットに集合。もちろん参加するだろうね?」
などと言い出したらどうだろう。面倒臭いことこの上ないだろう。
モータースポーツとゴルフを一緒にするな、と言われるかもしれないが、本質的には同じである。

・道具に金がかかる
・余計な保険が必要
・会場が山奥
・集合は早朝で、休日が一日潰される
・早く回った人の勝ち

仕事上のコミュニケーションのツールとしてゴルフを認めよ、という人間には同時にモータースポーツも認めてもらいたいものだ。