不正の迷宮 三菱自動車
著者:三菱自動車問題取材班
出版:日経BP社
(2016-09)
三菱自動車による長年のリコール隠しが発覚したのは2000年7月のことであった。三菱車の信用は地に落ち、消費者からは「特別な義理でもなければ選ばない」とまで言われるようになった。そこから16年……信用回復に努めていたはずの三菱は再び燃費偽装という、とんでもない不正事件を起こしてしまう。
何故、繰り返されたのか?
現場を無視した要求を突きつける世間知らずの上層部
部下がNoといえない企業風土
スリーダイヤという空虚なプライド
……
本書では、それら複数の問題が浮き彫りにされている。
だが、三菱自動車だけではない。あなたの会社でも似たような事はないだろうか?典型的日本企業への警告として、一読をお勧めする。
……それにしても、不正発覚の経緯というのが情けない。
2015年、軽自動車の開発・生産のための合弁会社であるNMKVにて、次期モデル開発のため、現行型のデータ取りを行った際、どうしても目標値が出なかった。この時、三菱自の人間は「日産に計測技術が無いのでは」とまで言ったそうだが、結局、公表値との乖離が約7%もある事実を突きつけられたのだそうな。
著者:三菱自動車問題取材班
出版:日経BP社
(2016-09)
三菱自動車による長年のリコール隠しが発覚したのは2000年7月のことであった。三菱車の信用は地に落ち、消費者からは「特別な義理でもなければ選ばない」とまで言われるようになった。そこから16年……信用回復に努めていたはずの三菱は再び燃費偽装という、とんでもない不正事件を起こしてしまう。
何故、繰り返されたのか?
現場を無視した要求を突きつける世間知らずの上層部
部下がNoといえない企業風土
スリーダイヤという空虚なプライド
……
本書では、それら複数の問題が浮き彫りにされている。
だが、三菱自動車だけではない。あなたの会社でも似たような事はないだろうか?典型的日本企業への警告として、一読をお勧めする。
……それにしても、不正発覚の経緯というのが情けない。
2015年、軽自動車の開発・生産のための合弁会社であるNMKVにて、次期モデル開発のため、現行型のデータ取りを行った際、どうしても目標値が出なかった。この時、三菱自の人間は「日産に計測技術が無いのでは」とまで言ったそうだが、結局、公表値との乖離が約7%もある事実を突きつけられたのだそうな。
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