2017/04/29

GWと安全運転のすすめ

明日からいよいよゴールデンウィークが始まる。社畜道免許皆伝の猛者を除けば、日本中がリラックスモードとなるのだ。幸いにして私は行楽だの帰省だのいう体力の浪費イベントとは無縁の存在なのだが、読者諸氏の中にはそういった家族サービスに動員される方も多いだろう。折角の連休が無駄にならぬよう、安全運転を心がけていただきたいものだ。

ところで、わざわざこんなブログを見に来てくれる方に「ボンネットを開けたことがない」とか「車載工具の使い方がわからない」などということは無いだろうが、GWに大発生するサンデードライバーのために、天下のJAF様が親切なコーナーを設けてくれているので、万が一の対処が不安な人は一読しておくことをオススメする。
しかしまぁ、実際に居るのである。路上でトラブったときに私達(クルマ屋)にすぐ連絡している人間が……。順序が違うだろう、と小一時間問い詰めたい。もちろん頼りにされているということの表れでもあるから、その意味では若干嬉しくもあるのだが、こっちは休日の緊急対応分の給料はもらっていないのだ。それに、アナタが金を払ってまでJAFやロードサービス付きの保険に加入しているのは何のためなのかと……。「#8139(ハイサンキュー)」でJAFが呼べることくらいはせめて覚えておいて欲しいものだ。

2017/04/23

ダイハツ ミライース 試乗記

一昔前、軽自動車といえばパワーも乗り心地も装備も貧弱で、縦も横も小さく、極めて窮屈な代物であった。だが、ここ最近になって、軽自動車の主流を豪華装備と大きな車内容積を備えたハイトワゴン系が占めるようになり、"エコノミー"の看板を背負って立つような小型ハッチバックはむしろ少数派となってしまった。今回取り上げるミライースも、「軽自動車って本来こういう物だよね」と思わせてくれる正統派(?)の1台である。現行型は5月9日にフルモデルチェンジを控えたモデル末期であるが、試乗の機会を得たので紹介しようと思う。



エクステリア
最近の軽自動車としては珍しく、メッキ加飾にほとんど頼らないクリーンなデザインとなっている。老若男女問わず受け入れられるデザインであるし、個人的にはアリな部類だが、正直なところ街中での存在感は殆ど無いと言って良いだろう。すれ違った電柱の本数を覚えていないのと同じ感覚だ。
もっとも、シンプルで目立たないのもこの車の美点の一つ。下手なドレスアップは却って見苦しいのでお勧めしない。そういうキャラクターではないのだ。


インテリア
スピードメーターがデジタル表示だ!ということに少し感動を覚えるが、最初だけのことであった。CVTでゆんゆん走る車とは言え、タコメーターの存在に慣れていると少し落ち着かない。速度の方も、スイープする指針がないので、加速度を視覚で追いかけることが出来ずなんとも物足りない。しかし、視認性そのものは良く、デザインもエコと先進性を感じさせるものなので、これで"必要十分"なのだと思いたい。
オーディオはラジオ・CDプレイヤーを標準装備。性能に期待するようなものではないが、炊飯器のスイッチそっくりなボタンの感触は何とかしてほしかった。ちなみにこのプレイヤー、ナビパネルの全面を占領しているが、取り外すと1DINサイズなのが分かる。下半分は蓋付きの小物入れにでもしたいところだが、恐らく年配者の操作性を考慮したのであろう。
シートの出来は程々。ホールド性は皆無だが、広さは成人男性でも収まる程度に出来ている。ただし、価格相応にペラペラなので、長距離向きではないのは確かだ。それから、今回試乗した最上級グレード以外はシートリフターが付かないので要注意である。
後席の広さは予想以上に広い。ドアも90°近く可動するため、乗降性も良好であった。後席で使える収納がちゃんとあるのもGood。


いざ試乗へ
やはり、というべきか、風情もへったくれもないエンジン音が耳につく。そしてゴム紐で引っ張られているかのような加速感。だが、これが本来の軽四。文句を言うのは筋違いだ。アバルト595じゃないんだから。
速度がある程度乗ってきて、巡航状態に入ると騒音も一段落。不快ではない程度に落ち着いてくる。走らせてみて気付いたのは、実用域の40km/h~100km/h辺りまでは、一定速度で巡航する分には、無理なく走る余裕があるという点であった。恐らく車体の軽さが効いているのだろう。ただし、加速力は望むべくもないし、乗車人数を増やした場合にどうなるかは分からないが。
乗り心地は比較的ソフト。ライバルのアルトと比べれば若干安定感に勝っている印象を受ける。ただ、リアの落ち着きが悪いのと、全体的にロール時の挙動が大きすぎる点はなんとかして欲しい所。ステアリング操作に対する応答性はクセがなく扱いやすいが、ハンドリングを云々するような走りを試すのは止めておこう。


とにかくチープな仕上がりだが……
この車のドアを一度でも開閉すれば、すぐに"頼り無さ"をひしひしと感じるだろう。薄い・軽い・安いを追求した結果の感触がそこには有る。シフトレバーの感触もグニグニとしているし、グローブボックスはハイゼットよりも薄っぺらい印象。内装もどこを触ってもプラスチック感でいっぱいだ。ついでに純正マットの毛足も短く硬く安っぽいことこの上ない。ただ、最上級グレードには、オートエアコンと革巻きステアリングが標準装備で、小さいながらもサイドエアバッグまで付おり、ここにダイハツの良心を多少感じるのであった。万が一、この車を買うことになれば、このグレード以外に手を出さないだろうと確信。
と、ネガティブな意見ばかり並べてみたが、よくよく考えれば超安価な本車の価格設定を考えれば、責めるのは酷というものである。昔はエアコン、パワステ、パワーウィンドウの三点セットで"フル装備"と称したが、実はミライースは全グレードフル装備である。最下級グレードでもクルクル窓ではないのだ!これだけでも個人的には大満足である。単純に日々の移動手段としてみた場合、ここまでコストパフォーマンスに優れた乗り物もそうそう無いだろう。


諸元/ミライース G"SA"
全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,490mm

ホイールベース:2,455mm
トレッド:1,305mm(前)/1,295mm(後)
最低地上高:140mm
最小回転半径:4.4m
車両重量:730kg
乗車定員:4名

エンジン:KF 直列3気筒DOHC
総排気量:658cc
最高出力:49ps/6,800rpm
最大トルク:5.8kgfm/5,200rpm

燃料タンク容量:30L
燃費:35.2km/L(JC08)

駆動方式:FF
変速機:CVT
サスペンション:ストラット(前)/トーションビーム(後)
制動装置:ディスクブレーキ(前)/リーディングトレーリング(後)
タイヤ:115/65R14(前/後)

2017/04/15

北のミサイルを待ちつつ映画を見よう

朝鮮半島情勢が大変HOTな今日此の頃。こんな時は映画「宣戦布告」を見るに限る。

「我々の責任は、一億二千万の生命を守ることだ!」

こんな激熱なセリフが聞ける映画もそうそう無いだろう。ただ残念なことに、扱っているテーマはともかくとして、邦画特有のチープなCGと、ツッコミどころ満載の展開が全体のクオリティを著しく引き下げているのもこの作品の特徴。"自衛隊全面協力拒否"の問題作ゆえ仕方ない部分もあるのだろうが……。
個人的には星2個程度の評価だが、時事ネタということで興味のある方は是非。
(同じ北ネタでもミキプルーンにイージス艦が乗っ取られる映画よりはこっちでしょう)



2017/04/03

新生スバルに期待すること

今年4月1日より、富士重工業は車名をSUBARUに改めた。吉永社長は「ものをつくる会社からものを通して価値を提供する会社に変えていく」と宣言。私個人としても陰ながら応援していきたいところである。
さて、そんなスバルであるが、私が一つだけ注文を付けるとするならば、それは「ちゃんとしたフラッグシップを作れ」ということである。もっと分かりやすく言えばアルシオーネSVXみたいなものを作れということだ。
「フラッグシップはレガシィがあるだろう」
と、言われるかもしれない。確かにその通りなのだが、あれは単純にラインナップの中で"一番大きくコンフォートな車"という存在でしか無い。旗艦車種、と呼ばれるものは、そのメーカーが持つ技術力を結集させたショウウィンドウ的存在でなければならないと思う。確かにレガシィは良い車なのだが、様々なところに妥協が見え隠れして、そう言った意味でのフラッグシップになりきれていないのだ。
その反面で、SVXの出来は素晴らしいものがあった。ターボはない、下品な羽も金のホイールもない。だが、アテもなくロングドライブに出かけたくなるような心地よさがあったし、エンジニアのドヤ顔が透けて見えるような様々なギミックが素敵であった。(残念ながら、当時この種の車を欲しがる人間はソアラあたりを買っていたし、それを見下したい人間はドイツ車を買っていたわけで、スバルは完全に蚊帳の外であったのだが……)
今のスバルはアクティブライフ志向で高級車は似合わない、という意見もあるかもしれない。だが、ベテランのエンスーがちょっと背伸びをして買いたくなる車が一台くらいあってもよいではないか、と思うのである。

……そんなの買うやついるのかって?とりあえずここに一名だ。