2016/12/25

スバル レガシィB4 試乗記

スバル・レガシィといえば、平成以降のスバルの看板車種として、各世代ごとに根強いファンが居ることで知られる車種である。私自身、かつてBD4型レガシィ・セダン(※)を運転したことがあったが、非常に素性が良く乗りやすい車であったのを覚えている。

※当時はまだB4の名称は存在しない。駆動方式もFFが選択できた。

そのレガシィが大きく変わったのは、先代のBR/BM型からであった。パッケージングの軸足は北米重視となり、デザインも歴代の特徴をバッサリ捨て去ったのである。結果だけ見れば、その方針は大成功で、当時のアウトバックはアメリカで売れまくったのであるが、国内の熱心なファンからは大いに不評であった。私自身、この時のレガシィについては色々と言いたいことがあるのだが、本題から外れるため先に進めることにしよう。
今回の試乗では、上級グレードであるLimitedを試した。

2016/12/11

日産 ノートe-POWER 試乗記

今年11月の月間新車販売台数ランキングにおいて、日産ノートがトヨタ自動車のプリウス、アクア等を抑えて一位になったことが報じられた。日産車としては平成に入って初の快挙である。その原動力となったのは、新たに追加されたe-POWERの存在であるとのことで、早速試乗を行ってきた。
グレードはe-POWER MEDALISTである。

2016/12/04

新車のビニールの話

時々、町中で納車時のビニールカバーをそのままにして乗っている方を見かける。年配の人に多いように感じるが、とにかくアレはやめて頂きたい。車の挙動によっては乗員の体が滑って危険であるし、見た目も不格好。何よりシートとの間にホコリが溜まりやすく不衛生である。どうしてもオリジナルのシートを汚したくない、と言うのであれば、車種専用のシートカバーかレースのハーブカバーを付けて定期的にクリーニングした方がいいだろう。
個人的には、シート表皮の質感を重視する人間なので、あまりカバーの装着はしたくないのだが……。

ところで、このビニールシート、人によってはコイツを外す"儀式"を非常に楽しみにしている人も多いため、納車前のセッティングの時点で完全に剥いでしまうのはご法度である。とは言え、売る側からすれば、納車時の限られた時間で外すのもかなり難儀であるし(特に後席)、大量のゴミも出て不細工であるので、極力簡略したいのも事実。なので、納車前の打ち合わせの時点でこの辺りの要望を聞いておくのを絶対に忘れてはいけないのだ。私の場合、「外しておいていいですよ」と言われた場合でも、とりあえず運転席のビニールだけ残しておき、固定用のゴム紐にハサミを入れて、すぐに撤去できるように準備しておくのが常であった。
ちなみに、どこまでビニールを被せるかはメーカーによって様々で、私のいたところでは、前後席とも装着というのが基本であったが、最近のトヨタやダイハツなどは運転席のみであったと記憶している。スカイラインを購入した時は、サンバイザーや内装のあちこちにビニールと保護テープがコテコテに貼られていて、少々やりすぎな感もあり(バブル期じゃあるまいし)、どこから外していくか、記念の花束とともに思案に暮れたものである……。

2016/11/27

車で一番お金をかける所

いざ車を買って、どこか弄ろうとしたとき、一番お金をかけるべきところはどこだろうか?

-かっちょええホイールを買うぜ!
まぁ、それもよかろう。

-スピーカー変えようかな
それもまた良し。

-純正の状態でしか乗らないよ
大多数の人はそうだろう。だが、純正主義者であっても長く車に乗ると必ず選ばなければならないものが出てくる。ズバリ、タイヤである。

2016/11/20

Porsche Cayenneへの辛辣なコメント

とある三河商人が、「実はSUVに快適性を求めても良いんだよ。世の中の大多数はラダーフレームだとか、デフロックだとか求めてないんだよ」ということを知らしめて以来、ありとあらゆるメーカーからSUVが発売されるようになった。

2016/11/13

BMW 640i Gran-Coupe 試乗記

かつて日本で"背の低い4ドア"が持て囃された時代があった。大抵はドアに窓枠の無いサッシュレス型で、これをハードトップと称し、若者達がこぞって買い求めた。だが、安全規制とコストの高まりによって、バブルの終焉と共にその勢力を縮小。2009年、レガシィのフルモデルチェンジによってついに国産車からサッシュレス4ドアが姿を消す事となったのである。
ところが2005年、メルセデスから4ドアクーペのCLSが発売され、これが一気に世界の話題をさらうと、続けざまにシトロエン・C6、5ドアのアウディ・A7等の欧州勢が上陸し、日本市場はすっかり母屋を奪われた格好となってしまった。そして最後発のBMWが刺客として送り込んだ“窓枠無し族”が6シリーズグランクーペというわけである。今回は人気グレードの640i Mスポーツに試乗してみた。

2016/11/03

LEXUS販売店で幻滅した話

半年ほど前のことである。マセラティ・クアトロポルテのカタログを貰うために地元の販売店を訪問した。生憎の小雨模様であったが、車を停めてすぐに受付の女性が傘を手に駆け寄ってきてくれた。単純なことながら、こういう第一印象の良さは重要。

2016/10/30

ディーラーへの就職 向いている人、向かない人

「自動車の営業ってどうやったらなれるんですか?」

そんな質問をインターネット上で時々見かける。
ハッキリ言おう。何も特別なことなんて無い。大卒の肩書を持った人間で、ごくごく平均的な人間なら大抵の場合採用される。離職率の高い業界ゆえ、出る門が広いぶん、入口も広いのである。

2016/10/23

カルロス・ゴーン氏の三菱自会長就任について

三菱自動車の新会長としてカルロス・ゴーン氏の就任が報じられたのは、今月19日のことである。燃費不正問題で揺れる三菱自が、新体制でどのように生まれ変わるのか、個人的にも注目すべき話題だとおもう。

ところで、カルロス・ゴーン氏については、とかく"コストカッター"や"高給取りの代表格"といったイメージばかりが先行しがちだが、それは極めて一面的な評価にすぎない。特に車両の性能や品質を下げて、黒字化の反動を顧客に転嫁しているなどというのは、全く的外れな意見と言っていいだろう。
低迷期の日産自動車は、とにかく悲惨の一言で、商品力低下の一方で、購買コストだけは高止まりという不思議な状態が長く続いていた。(北米でのブランドイメージの牽引役であるフェアレディZが、長らく放置されていたのを覚えている方も多いだろう)。全コストの6割を占める購買コストの問題は、当時の日産がやたらと独自の品質基準を重視したことや、サプライヤーの多くが日産社員の天下り先であり、コスト提言の働きかけが十分に行えなかったことが原因である。特に後者の問題は深刻で、ゴーン氏以前の数度にわたる改革案は尽く骨抜きにされてしまっていた。驚くべきことに他社より20~40%高い部品代を払いつつ、系列会社専用の会員制クラブは使い放題という状態で、儲からない、車が売れない、などと言っていたわけである。
かくして外部からバッサリとメスを入れられることになった日産は、現在ではルノーも含めたグループ全体で世界4位の規模となった。このあたりの経緯はもっと世間に知られるべき事柄であると思う。


2016/10/16

日産 セレナ 試乗記

いよいよ自動運転だ!と、鳴り物入りで登場した新型のセレナ。早速試乗する機会を得たので、感想を記そうと思う。
試乗車のグレードはハイウェイスターGである。

2016/10/08

BMW 318i SEDAN 試乗記

ついにBMWが3気筒を積む時代になったか……。そう思いつつもディーラー営業氏(私の父の担当者)からの誘いにホイホイと釣られてきたので、早速感想を書こうと思う。車両自体はモデル後半であるので、エンジン以外については特に述べないこととする。

2016/10/01

営業の一日とは

多くの人にとって、ディーラーのショールムに立ち寄る回数は年数回、しかも商談でもなければ比較的短時間ということが殆どであろう(いや、イベントごとに必ず来ているぞ、という方には感謝)。営業マンが普段何をしているのか疑問に思われている方のために、大雑把ながら一日の流れを記そうと思う。

2016/09/24

偽ブレンボの見分け方とロゴ使用問題

ブレンボといえば泣く子も黙る高性能ブレーキの老舗ブランドであるが、その人気に当て込んで模造品も多く出回っている様子。それに対してブレンボから公式の注意喚起が出されているので、ここで紹介しておく。

ブレンボの正規品でない自動車用ブレーキ製品を見破る5つの方法
http://www.brembo.com/jp/company/news/brembo-car-brakes-anticounterfeiting


最近は手っ取り早く見栄えを良くする方法として、純正キャリパーの上からカバーだけ取り付けることも行われているが、堂々とブレンボのロゴが描かれている製品については明らかな商標の無断使用である。ブレンボとパチモノ製造業者間の問題ではあるのだが、購入する側にも自重が必要なのではなかろうか。



2016/09/18

そもそも自動車ディーラーとは

そもそも自動車ディーラーとは何ぞや?単にクルマ屋である、と言ってしまえばそれまでだが、少し掘り下げて解説してみようと思う。