2013/07/17

決闘と英国の珍事

裁判で神に裁定を委ねるため、熱湯に手を漬け込む儀式……

日本史でお馴染みの"盟神探湯"である。
このように裁判の結果を神に求める神判の風習は、かつて欧州にも存在しており、簀巻きにした人間を水中に投げ込む冷水裁判、火で熱した鉄を掴む熱鉄裁判、そして裁判の当事者同士が実力(と言ってもここに神意がはたらくことを期待している)で争う決闘裁判などが存在した。
本来ならここで「昔はそういうこともあったんだなぁ」で終わるところなのだが、最後に記した決闘裁判なる制度は、ウィリアム征服王がブリテン島に持ち込んで以来、約750年にも渡って(一応格好だけは)存続し、波乱を巻き起こすのである。